光は、理華に相談していた。

光「どうやらあたしと日比野が付き合ってるっていう噂が流れてる。」

理華「うん、私も似たような噂聞いた。私は平気だよ。」

光「あたし、ムリ…。応援するとか言われたし。なんとかしなきゃ!」

光と理華が話している姿に、周りの生徒たちは密かに注目していた。中には隣のクラスから見に来る子たちもいるほどだった。

イズミ「はい!どいてどいてー!」

麻子「光、理華!ちょっとイイ?」

麻子は光のシャツを、イズミは理華の背中を押して2人を音楽準備室へと連れ出した。
後ろから尾行しようとする子もいたが、麻子が睨むと断念した。

麻子「あんたたち、変なデマが流れてるの知ってる?」

光「うん。マジ、困ってる。」

イズミ「そこで!ある作戦を行いたいと思います!!名付けて『勘違いヤローをやっつけろ!ドッキリ変装デート大作戦』!」

バシっ

麻子「声が大きいっつーの!」

光・理華「???」

麻子「簡単に言うと、二人にはデートをしてもらう。」

光「はぁ?」

理華「私と光がデートするの?」

麻子「それじゃ意味ないじゃないの!!光は私と、理華はイズミとよ!」