休み時間、イズミは廊下で光と理華が話してるのを見つけた。

イズミ(あっ、理華たちだ)

話しをしようと駆け寄ろうとした瞬間…

舞香「イズミ!」

同級生の舞香たちがイズミを呼んだ。

イズミ「えっ、なーに?」

舞香率いるグループは学校内でもっとも大きく、情報伝達のスピードはメチャクチャ早い。

舞香「光たちの邪魔しちゃダメだよ~!」

イズミ「??」

舞香をはじめ、取り巻きもニヤニヤしている。
イズミは意味がよく分からなかったが、舞香たちはそれ以上何も言わずに行ってしまった。

―――――

ザー ゴボボボ…

麻子「ふぅ…すっきりした。」

麻子がトイレから出ようとすると生徒達の噂話が耳に入ってきた。


生徒1「光と理華の話知ってる!?」


麻子(光と理華…!?)

麻子はその名前を聞いてトイレから出るのをやめた。


生徒2「知ってるよぉ。付き合ってるんでしょ!?ビックリだよね」


生徒3「…なんかさ、やっぱ気になって二人の事見ちゃうよね~」


キーンコーンカーンコーン…


予令が鳴り、生徒達はトイレから出ていった。


麻子「何か手を打つしかないわね…」