購買部には既にたくさんの生徒達が集まっていた。

バスケ部員1「日比野って光先輩好きだよね!!」

バスケ部員2「絶対そうだよ!!でもさ案外お似合いじゃない??」

バスケ部員1「確かに!くっつけちゃおぅよ!!」

理華(日比野君て確か朝の?もし光が日比野くん好きになっちゃったら…。そんなの嫌だよ…。)

理華は並ぶのをやめて、急ぎ足でその場を離れた。


理華「光!!」

光は、ちょうど部室にを出ようとしていた。

光「あっ、ご飯なら私も今から行くよ。」

理華が迎えにきたのだと思ったが、様子がおかしいことに気付くと光は駆け寄った。

光「なんかあった?」

理華「光、ずっと一緒にいてね。」

理華が悲しげな顔で言うので、光は理華を抱きしめた。

光「何があったか知らないけど、安心して。さっ、ご飯買いに行こ」

光と理華は、部室を出た。その直後に、もう一組部室から出てきた。

後輩①「…ねぇ、今のって」
後輩②「…うん、たぶん」


麻子「お帰り!アンパンは??」

理華「あ…売り切れてた。だからコレ。」

カサカサカサ


麻子「黒ぱん?いや、イカ墨パン…。理華、あんたパンのセンスなさすぎよ…。」