イズミ「あ~、また学校が始まってしまったわ…」

あいかわらず遅刻している麻子を除いた3人は、学校へと続く道をノロノロと歩いていた。

理華「イズミはバイトいつまでやるの?」

イズミ「う~ん。決めてない…私、いなくなるとみんな悲しむし!」

光「じゃ、そこに就職しちゃいなよ!」

イズミ「いいね、それ!」
こんな話をしながら歩いているときだった。

「光先輩!!」

そこには、合宿の時よりも黒く焼けた日比野がいた。光は、まだこのことを誰にも話していなかった。
もちろん、誰にも知られたくないからだ。

イズミ・理華「??」

日比野「やっぱ、学校あるってイイですね!光先輩に会えるし☆」

光「イズミたち、ちょっと先行ってて!」
光は大慌てで理華たちに聞こえないように日比野に言った。

光「どういうつもり?」
日比野「何が?」

なぜ光が怒ってるか分からない様子の日比野に光は飽きれた。

光「とりあえず、バスケのこと以外であたしにしゃべりかけないでよ。」

日比野「無理ですね。」

光「なっ!?ふざけんな!」