一方、岩場に迷いこんだ麻子が光と理華のキス現場を目撃していた。

麻子(まさかあの二人が・・・!?・・・あたしが見た事には気付いてないようね。…とにかくこの事は黙ってよう…)

麻子はそっとその場を離れた。


光と理華が浜辺に戻る頃、日は傾きかけていた。

光「麻子とイズミに連絡しなきゃね。」

理華「うん!」

ロッカー室で着替えたあと、携帯で二人に集合をかけた。

―――――――

イズミ「気゙持゙ぢ悪いガングロギャル男しかいなかった~~!!」

光「ハハハッッそりゃ残念。」

イズミ「光、冷たいなぁ」

麻子「………」

麻子はボーッとどこか一点を見ているのに光は気付いた。

光「麻子、どうしたの?具合悪い??」


シャラッ


光が麻子の方に近付いた時、光の首元のネックレスがあらわになった。

麻子(『r→h』って書かれた指輪・・・。やっぱり二人は・・・)

麻子「そ、そんなワケないでしょ!?日に焼けてセクシーになった麻子サマは絶好調よ!」

理華「フフッそうだね☆じゃ、行こう。乗り遅れちゃう!!」

―――――

ガタンゴトン、ガタンゴトン……

麻子(光、理華。なるべくフォローはするけど気をつけなさいよ…)