シンデレラ『あぁ…私も舞踏会に行きたい……。』


ヒソッ


生徒①「あれ、麻子先輩じゃない?」

生徒②「演劇部だっけ!?」

生徒③「なんか新鮮!やっぱ黙ってればそれなりに美人だね」


生徒達がヒソヒソと話し始めた。
それを麻子はしっかりと聞こえてたらしく、泣きながらも血管が浮いている。



ツカツカツカッ!


継母『シンデレラ!ここがまだ汚れてるじゃない!!』


シンデレラ『すみ、ませ…んね。おかぁさま…』





生徒①「教頭、継母役!?似合いすぎっっ」

生徒②「案外、女装趣味なんじゃん!?」

生徒③「てか…麻子先輩の様子、おかしくない??なんか震えてるよ」

生徒達は不思議そうに麻子を見ている。


イズミ「麻子、そろそろ限界だな…」


継母『ほら!こっちもあっちもそっちもどっちも!働け、働け~~!!オーッホッホッホ!!(日頃の恨みだ!)』

継母はそう言いながらシンデレラの背中に足を乗せた。



ブチッ


シンデレラ『……ぇか?』

継母『はっ?(倉田は何言っとるんだ?)』

シンデレラ『死にてぇか!?このクソババァ!!』

継母・全生徒「!?」