部活のオリエンテーションも終わり、帰る頃には夕焼け空だった。
光と理華は朝からバタバタしていたせいか、かなり疲れていた。

理華「私、音楽部の部長にされちゃったよ～。受験なのに…」

光「理華ならうまくやっていけるよ。」

理華「まぁ…頑張るけど。女バスは1年入りそう？」

光「んー、見学する子は何人かい―」

光が言いかけたその時、3人組が手を振りながらこちらに走ってきた。
制服が似合ってないところをみると1年生だろう。　　　　　

後輩1「光せんぱーい！」

後輩2「先輩の練習見てて、私達も先輩みたいになりたいと思いましたぁ！」

疲れてるせいか、３人のエネルギーに押され気味だった。

光「そ、そう？ありがとね。じゃ、お疲れ～！」

後輩「お疲れ様でーす！」


3人組はまだ、こちらをみてキャピキャピしている。

理華「すごい大人気だねぇ～～！」