店員が二人のリングを丁寧に包装してくれているところを理華が笑顔で見ている。

店員「はい、ありがとうございます。きっと彼氏さんも喜びますよ☆」

理華「あ…そうですね。」

帰る時間になり、理華がプレゼントの包装を開けた。

光「理華、薬指出して。」

光はゆっくりと『H→R』と彫られたリングを理華につける。
理華「はい、光。ゴメンネ」

話し合った結果、光はリングをネックレスとしてすることになったのだ。

光「明日は会えない?」

理華「ごめん。クリスマスは家族でパーティする約束してて…」

光「そっか。…気を付けて帰ってね!」

理華「うん。じゃあ、良いお年を!!」

理華が見えなくなるまで光はその後ろ姿を見ていた。

光(家族…か。)