副委員長「二人には後日、遊園地のペアチケットが贈呈されま~す♪お楽しみにね☆」

パチパチパチパチパチパチ


クラスメイト達から賞賛の拍手が送られた。


光と理華は困ったような嬉しいようなといった顔で顔を見合わせている。

男子①「おい!二人、前に出ろよ!」

男子②「MVPだろー!?」

光と理華は照れながら前に出ると、また盛大な拍手が送られた。

委員長「ナイスカップルね!写真とらなくちゃ♪」

男子①「光、理華!キスしろーーー!!」

男子達「キース、キース、キース♪」

副委員長「もー、何言ってんのよ!」

完全に盛り上がってしまい、委員長が注意しても静まる気配がなかった。

光(やな予感的中……。)

理華「え、えと……どうしよ」

理華がオロオロとしているのを見て、光はしょーがない…と頭をかきながら言った。

光「皆、わかった!分かったから!!キスはムリだからコレで勘弁して」


ギュッ


理華・クラスメイト達「!!?」

男子達「おぉ!!ヒューヒュー、いいぞ~!!」

パシャパシャ


委員長「チョーいいのが撮れたわぁ…。よし、次は皆で――――」


次の瞬間ドアが大きい音を立てて開いた。