光(もし・・・理華に何かあったらあたしのせいだ・・・)
光はそっと音楽室を覗いた。周りの部員にヒソヒソと陰口を叩かれているが意外にもシャンとしている理華がいた。休憩時間なのか、携帯をいじっている。 

ブ ブ ブ

光の携帯が震えた。



『光、写真の事直接田村くんから聞いたよ。あたしどうしても光のコト、諦められないの・・・。お願い、連絡待ってる


光は切なそうに、そして愛おしそうに携帯を見てからメールを返信した。

『駅で待ってる。』