日比野「光先輩!今度の土曜日、どっか出かけません?」

光と日比野はいつも部活終りに、二人でバスケをする。これがデートの代わりなのだ。

光「いいよ。」

日比野「先輩…何か話したいことないんすか?」

光「ないよ。」

日比野「俺の事、どう思ってますか?」

日比野は突然、止まって光に聞いた。

光「どうしたの?なんか質問ばっかだね。」

日比野「答えて!」

光はなぜ彼がそんなに知りたいのか分からないが、とりあえず答えた。

光「楽しいよ…一緒にいると。」

日比野「俺達、付き合ってるんですよね。」

光「…そうだけど。」

日比野は、ポケットから携帯を取り出し光に見せた。

光「…」

日比野「これ、本当ですか?」

光は何も言わずに日比野をおいて走りだした。