光は校庭の用具置き場の陰にきていた。

光(理華…コレでいいんだよ。)

コツコツコツ…


田村「どう?ちゃんと言う通りやってる?」

ニタニタと嫌な笑顔で田村がやってきた。

光「……理華と別れて、今は日比野と付き合ってる。さっき理華に田村の事アピールしといたよ。…だから、約束はちゃんと守ってよ!!」

田村「ハハッ!分かってるって。まぁ、理華の事は俺に任せて光ちゃんは日比野と幸せになってよ。じゃあね」

そう言って田村は去っていった。光はギュっと拳を握りしめていた...。

――――――――


理華「話って何?田村くん。」

田村「つれないなぁ、理華ちゃん。そんなトコもカワイイけど♪」

理華(こんな人と付き合えなんて光、どうかしてるよ!)

理華「話がないならあたし――」

田村「理華ちゃん、俺、本当に君が好きなんだ。付き合って欲しい。」

理華「悪いけどあたし好きな人がいるから―」

そう言って田村の方に振り向くと携帯を開いて恐い顔をしている。


田村「この写メ、どーなってもいいわけ??」