光は屋上へと向かい、昼御飯を食べるわけでもなく、ただ外を眺めている。

理華「ひかる。」

光は、しまったという表情をした。

光「理華…あたし、部活に―」

理華「部活なんてないんでしょ。」

光は返す言葉もなく、沈黙が続いた。

光「あたし、日比野と付き合ってるんだ。」

理華「…」

光「告白されると気になるよね。男の子から大切にされるのってイイもんだし。理華も近くにいるんだから付き合ってみなよ!田村、イイ奴みたいだよ!!じゃ、トイレ行くわ!」

光は明るく理華の隣を通り過ぎた。

理華(光…嘘つく時におしゃべりになるの私知ってるよ。)