「あっ、きたきた!」
理華(りか)は、イズミが改札から出てきたのを見つけた。

彼女たちは岡村高等学校2年生。毎朝、駅前のコンビニで待ち合わせている。

イズミ「おっはよー!間に合ったぁ!」
光「3分過ぎてるよ・・・」
光(ひかる)が、雑誌を立ち読みしながらぶっきらぼうに言った。

(((♪)))
イズミの携帯が鳴る。
イズミ「麻子(あさこ)?!いまどこ?あ、そう。分かった。ダッシュ!!麻子、今日も遅刻だってさ。」

これが彼女たちの1日の始まりのパターンだ。


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昼休み、ご飯を食べ終わった4人はいつもトランプをする。

理華「そういえば放課後、隣のクラスの田村くんに呼ばれてるんだった…」

理華がカードを見ながら言った。

麻子「それって、告白されるんじゃない??ってか今年で何人目よ!」

イズミ「田村って、背が高くて結構カッコイイ子だよ。いいじゃん!」

麻子「どうするの?」

理華「まだわかんないよ。」