とぼとぼ新しい
クラスへ行く。


ガラっ ガラララ
          
ドアが重い。


心の心境からか、
そう感じた。

教室へ入ると、
また嫌な陰口…。


「ほら、やっぱり、女みたいでしょ」

「すごくね
可愛くね」


「整形してたりな」

「ホモかも」


見た目で判断するな。


下を向いたまま自分の席へ行く。


席は一番後ろで窓際だ。


席に着くとすぐ、
顔を隠すようにうつ伏せになった。