「これ使って」


見ると青と白のラインが入ったハンカチがある。


「ありがとう」


そう言って差し出してくれた人を見ると、


俺と同じ髪型で、
同じ色をした髪の、美少女がいた。


彼女は俺にハンカチを渡すと、
さっさと逃げてしまった。


ボーっとそれを見ているだけの俺…。


『真、あの子に惚れたな。』
小学からの親友の、達也の言葉で、我に戻る。


「ちっ 違うって、そ そんなんじゃない」


自分でも分かりやすいなっと思った。
「…好きだよ」
自分から認めた。



バカだな。俺…。