「別に
少し悩み事」


まだ声変わりもしてない…。
俺の透き通った声が彼女の耳へと入る。


「ん悩み事
この姫に言ってごらん
すぐ解決へと導いてあげましょう」







…その姫様のせいで悩んでんだよ。


そう思っても顔に、出さない。



「別に大した事じゃないし」


明るく、明るく…。

「本当 それならいいけど


さぁ今日も1日頑張りましょう」




「ぉぉ~」







本当に晴れない。