「きゃー!零さん!」

椅子に座らされて困り笑いの零さん。そんな零さんを何故か黙々とデッサンするお父さん。

「おぉ。唯ちゃん…はははーいやー今日も暑いなーしかし」

零さん…その口にすっぽりおさまってるものって…

「零さん、そのアイス…」

「唯、今お父さんはあずきバーを食べる一堂くんのデッサンに集中している!用ならあとにしてくれ!」

「ひどーい!それあたしのあずきバー!」

「あれ…これ唯のだったの?てっきりお父さんのために買ってきてくれたのかと…なははー。まあ、せっかく一堂くんが来てくれたから、今日は暑いしあげてしまったよ。な、なははー」

ごまかし笑いのお父さんの横で空気を察したのか、いつの間にか2等身化してあたふたし始める零さん。

「もー!」

「う…うぅ…」

あらら?なんだか2等身零さんがしぱたしぱたしながらうめいてるけど…