「わ、わーかーりーましたよぉっ!」

か、かおがあつい…ゆびもあつい…

むねはどきどき…ゆびもどくんどくん…

あせがふきだす…ちもふきだす…

「あむっ」

「ひゃあーっ!」

「どっ!どうしたんだっ!我が愛娘唯っ!」

お父さん!

「何でもないの!今できるから待ってて!」

「ほぉ…そうか…では待っている…」

腑に落ちない顔で渋々居間に戻って行くお父さん…ふぅー危なかったぁー。

それにしても…

「何も手首まですっぽり口に入れなくてもいいじゃなーい!」

「秘技!フンフンむちむち炒め!」

「きゃはははっ!おもしろーいっ!」

やっぱりかなわないやっ、零さんには!

あ、絆創膏貼らなきゃ…。