…その笑顔は


やっぱり、悪魔みたい。



朱里には、適わないな……





「……ねぇ…

あたしたちって…カレカノってことでいいの??」




あたしは、廊下を歩いてる途中


そんなことを聞いた。





「…あれ、返事してなかった?」


「してないよ!!!」




大きな声で言うと


朱里は、あたしを抱き締めた。




さっきよりも


強く、優しく………






「……俺は…


李呼に一目惚れしてた。

最初は、顔が可愛いなって。
それだけだったんだ」



「……」




ちょっと、真剣な声になった。



……最初は…


見た目だけだったんだ…



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