そのあとは、無事に
着替えて……
ほこりにまみれてた
ネクタイを締めた。
「大丈夫?立てる?」
「うん、大丈夫……」
朱里に肩を貸してもらい
立ち上がる。
……あぁ、ひどいめにあった…
「てかさ…なんで資料室ってわかったの?」
「え?」
だって、呼び出された場所まで
舞結は知らないハズだし……
すると、朱里は
顔色一つ変えずに言った。
「俺、李呼の後つけてたんだ」
「……えっ…?」
それって………
ストーカー??
「…アイツ……佐々木だっけ?
あんまりいい噂聞かないからさ。
李呼が危ないなーって」
ニコッと笑って
軽々と言う朱里。
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