騒がしかった春も終わり夏になった。

そうはいっても、あたし達の関係は変わらなかった。

「ちょっと!!奏、プリ帳返してよ!!!」

「やだよ、見られちゃヤバいもんでもあるわけ???」

「そぅじゃないけど!」

バタバタッ───


「痛ぁ!急に止まらないでよ!!」