「奏ごめんね、
あたし…ずっと‥一緒、にいた、かった、の。ずっと‥ずっと‥、」
苦しい中、莉奈は一生懸命話してくれた。

「莉奈、もうしゃべんなくていいからっ!!」
オレがそう言うと、静かに目を閉じた。

ピィーーーー

「おい、莉奈っ、莉奈ぁ!!
オレを、おいてくんじゃねぇよ!
お前がいなくなったらっ、どーすりゃあいいんだよ!」
何回呼んでも、返事は帰ってこない。