その日の夜


プルプルプル
「もしもし!!奏君?」
「えっ、あっ、はい!」
「急にごめんなさいね、莉奈の母だけど‥莉奈、危ないらしいの。今すぐ病院に来てちょうだい。」

莉奈が、危ない?
何でだよ!さっきまで笑ってたじゃん‥

オレはテンパって、よく分からなかった。

「えっ、あっすぐ行きます。」

ただ、それしか言えなかった。