ゴホゴホ─

「莉奈、大丈夫?」

「ごめん、大丈夫。」

「そっか、でも具合わるそうだから帰るな!!」

「…わかった、ばいばい‥今までありがとう。」

「なんだよ、いなくなるみたいじゃん。」

そう言ってあたしの髪を撫でた。


これが、あたし達の最後の言葉だった。