春に近づいてきたそんなある日、奏が桜の花見スポットのチラシを見ながら言った。 「もうこんな時期か…春になったらさ、また2人で花見しような!!」 …あたし達の未来の話。 なんて答えていいか分からなかった。 もしかしたら明日、あたしはいなくなってるのかも知れない。 ただ、怖かった。