かけよったのは星だった。

「愛夢?....ほら..もう痛くない....大丈夫だぞっ.....」


星があたしを宥めて背中をさする。

それと同時に先生の声が飛ぶ。


「栗原!お前は男子だから抜けるな--!女子の学級委員に頼め!」


星は先生を見て言う。


「俺が保健室に連れて行きたいんです。」



「せぇ....無理しなくてもぉ.....うぅ...」



「先生!こいつの熱い思いに免じて許してょお!」

と砂夜。


先生はコクんとうなずいた。