まだ私達を見ながらニヤニヤする先生を見つめる


5年後くらいには


先生とまだ一緒にいるのかなぁ


もしかして、一緒に住んでたり……



「…そりゃないか」


「へ?南なんか言った?」


あゆみが私の顔を覗き込む


ふわりと甘い香水の匂いがした


「ほらほら~!はやく体育館行けよ~!7組はいつも並ぶの遅いんだから!」


先生は私達の背中をポンッと押して、さっそうと歩いていった


「はあ…。なんかテンション高めだったな、アイツ」


3人で先生について語りながら体育館へと向かう