【おまけ】


その日は結局、先生のお家に泊まって夕ご飯を作ってあげた


と言っても、簡単にオムライスとサラダ


それからクリスマスケーキといたってシンプル



だけど、先生はすごくおいしそうに全部食べてくれた


「南は料理上手いなぁ~!」


「ほんとッ!?美味しかった?」


「おう!!オレがオムライスが好物ってよくわかったなぁ~!じゃ、お礼に……」



そう言うと先生は椅子から立ち、私のほうに来てくれた


そして………



「メリークリスマス…南」


先生の手のひらには紺の細長い箱


「……これ」


「何がいいかまじわかんなくてさ。安いヤツだけど、南に似合うかなって」



先生の手によってつけられたネックレス


シルバーの小さなハートがキラキラと輝いていた