少し茶色の綺麗な瞳


福井先生はやっぱり優しい人


変態な先生なんかとは全然違う



「進路のこと?友情関係?」


私はただ首を左右に振るだけ


いくら福井先生が優しいからって、さすがに言えないし


「じゃあ…恋愛ですか?」


「ちが、います」


噛んじゃった



「…そうですか。でも、さすがにその顔じゃ帰れないでしょ?僕が送りますから」



先生はきっと彼女がいてもこんな風に誰かれなく優しくしちゃうんだろうな


優し過ぎるのも罪なんだよ?


「大丈夫です。先生は終業式にでなきゃでしょ?クラスの担任だって持ってるし」


「吉岡さん。なんのために副担任がいると思ってんですか?」



くぅ…!


なかなかしぶといなぁ