班行動も終わり、みんなで宿に向かう
歩き疲れたのか、ほとんどみんな眠ってしまっていた
…でも1人だけ元気な人が
「大丈夫だから。静かにしろって」
「大丈夫じゃないですよ!誰か起きたらどうするんですか!」
全く…
先生はなんでこんなに元気が有り余っているんだろう
福井先生でさえ、寝ているのに
「どうせ夜会えないんだから、今くらいいいだろ」
「だから時と場所をちゃんと確認してくださいって!」
先生に触れられたり、抱きしめられるのはもちろん嬉しいけど…
移動中のバスの中で、しかもクラスのみんながいるとこで教師と生徒がこんなことしてたら…
バレたら大変なのに!
「…じゃ、誰もいなきゃいいわけ?」
「はい」
「ふぅん」
私が答えると先生は少し腕を緩め、私の頭を撫でた
だから、そんなことしたら……!!
「じゃ、夜オレの部屋にきてよ」
「…はい?」
「2人きりだし、夜だし、問題ないだろ?」
先生はしれっととんでもないことを言った
「い、行けるわけないでしょ!?」
「ばか!声でかい!」