「ちょ…と…一体なんなの…?」


い、息が上がっちゃって上手く話せない



私は呼吸を整えながら、前に立つ男子の顔を見上げた



細い黒のフレーム眼鏡


高めの鼻


シュッとした顎のライン




「……………え?」



…いや、まさか


…あはははは


…私ってば幻覚が見えてるよ



だって…この顔…



「…南は、ついてこいって言ったら誰にでもついてくんだ?」




ま、間違いじゃ…


ない???!!!




「彼氏のオレがいるのになぁ?」




せ、せ、…



「…せ、せんせっ!!??」