「さ、先上がりますっ!」
なんだかいずらくなったオレはろくに温まらず湯舟から出た
いくら男同士とはいえ、さすがに気まずい…
「僕はもう少しいますね~!」
福井先生にとっては深い意味などないのだろうが…
それもまたなんか辛い
まあ男としては立派だと褒められ…たのだろうか
「はぁ…」
風呂でサッパリしたハズが余計に疲れてしまった
『こんなんじゃ寝れねぇよ…』
ああ…
南に会いてぇ…
さっき会ったばかりだが、あの柔らかい肌や髪に無性に触れたくなった
だが今夜はもちろん無理
だとすると明日しかない
『何か方法は…』
オレはあらゆる知識を振り絞る
そして…
とんでもなく素晴らしいアイデアを生み出したのだ!
若干危険を伴うが、それしか方法はない
オレは晴れ晴れとした気持ちでスキップしながら自分の部屋に戻った
待ってろよ、南!
【Side 先生】終わり