あの後俺は、又あのゲーセンに来ていた。


目的はあのじいさんだ。

ゲーセンの中を暫く回っていると、あのじいさんを発見した。


「やぁ、久しぶりだね」

じいさんは俺に気付いたみたいで、話しかけてきた。

「ああ」

「あの子とはどうなったんだい?」

「別に何とも」

「まだ告白もしてないのかい?」

「な、何で俺がアイツに告白しねぇといけねぇんだ」

つい維持をはってしまう。


「ほほほ、意外に奥手なんじゃな」

「うるせぇ。どうしたらいいのか分からねぇんだよっ」

「悩んどるようじゃな。普通に好きだと言えばいいんじゃよ」

「そんな事言えるかっ!」

「まぁ、後は自分で考える事じゃな」


それから帰宅した俺は悩んでいた。


告白かぁ……、普通に好きだと言えばいいって言われてもなぁ。


「あ゙ーっ、悩んでても仕方ねぇっ!当たって砕けろだっ!」


俺は次の日、如月を校舎裏に呼び出した。