「はは、真っ赤だ」

「ほっといてよっ」

顔を背けられないので、視線だけを反らす。

「好きだ……」

そう言うと、弘人くんは私にそっと口付けた。

「ちょ、誰かに見られたら」

「誰も見てねぇよ」

辺りを見回すと、人は居なかった。


それから私は弘人くんに家まで送って貰い、帰宅した。


とんでもない1日だったが“皆が仲良くなってよかった”と私は思った。