保健室に入ると先生は驚いていたが、直ぐに手当てをしてくれた。


「大丈夫よ、傷も残らないだろうし。左の足首を軽く捻挫してるから、今日はあの男共に送ってもらいなさい」

「何も聞かないんですか?」

「何となく分かるからねっ。2人共入ってきて良いわよ」

2人はゆっくりと、保健室へ入ってくる。

「あなた達は男なんだから、ちゃんとこの子を守ってあげなくちゃ駄目よ?分かった?」

弘人くん達は頷き、私達は保健室を出た。


そして慧くんと別れて、私は弘人くんと2人で歩いていた。

正確には、私がおんぶされてる状態。