全て探し終えて、最後に残ったのは使われていない教室だけだった。

俺達は急いで、その教室へと向かう。


その教室の前に着き、扉を開けると、芽衣が暴行を受けていた。


女達は此方に気付いたようで、目を見開いて俺達を見ている。

「てめぇ等、俺の女に何してんだ?」

ズカズカと教室の中へ入ると、女が言い訳をしだした。


「弘人くん違うのっ。これには訳があってね。この人、弘人くんや慧くんに媚を売ろうとしてるから、あたし達が」

「おめぇ等の言い訳なんか聞きたくねぇ。コイツがいつ俺達に媚を売った?もう一回言ってみろ、女だろうと許さねぇからなっ。分かったら、さっさとコイツに謝りやがれ。言っとくけど、今度俺の芽衣に手ぇ出したら、ただじゃすまねーからな!」

その後、女達は芽衣に謝って帰っていった。