「それにしても、あんなに上手くいくとは思ってなかったよ。」

「だよねー、まぁ、恵美がケガしっちゃったのは誤算だったけど。」

「いいじゃん、恵美にもいい薬だったんじゃないの。あのときの恵美、レギュラーとってはしゃいでたからさぁ。」

「確かに、でも亜里沙が恵美の代わりに選ばれるなんてすごいよね。」

「一石二鳥ってかんじ?」


そう言って2人は笑った。

そのとき、恵美ちゃんがドアを開けた。