「何…?これ…」

「プレゼント…」


とても小さな声だった。


「この前、誕生日だったでしょ。」


恵美ちゃんは、恥ずかしそうに私に手渡す。


「なんで…」

「未来、最近元気なかったから…」

「え…」

「…なんでもない、ただ気が向いただけ。」


そう言うと恵美ちゃんはすぐにまた走り出した。