「…ガサッ」


ふと横を見ると子犬がゴミ箱をあさっていた。


「だめじゃない!こんなことしちゃ!」


あたしは子犬を抱き寄せる。

散らばったゴミをかたずけるのはめんどくさかったけど、

そおいうことをするのも、なんだか楽しかった。

にやけている自分が少し、恥ずかしかった。