「えっ?どうしたのこの子犬!」

「近所の人からもらったんじゃ。どうじゃ、かわいいじゃろ。わしがその子を選んだんじゃ。」


おじいちゃんは自慢げに話す。

確かにその子犬はかわいかった。

全身白色で、目がくりくりしている。


「めずらしくおじいさんのセンスがよくてね。未来の誕生日プレゼントにあげることにしたんだよ。」

「めずらしくはよけいじゃ!」


おじいちゃんとおあばあちゃんは笑いあう。

いつもこんな調子。

この笑顔に何度助けてもらったか…