「オレが本当の話にする…」

「雪…?」


雪があたしの方を向く。


「未来…オレ、この星の数よりいっぱい、いっぱい未来のこと幸せにするから…」

「……」

「だからオレと…結婚していくれないかな…結婚しよ…」


そう言うとポケットから小さな箱を取り出す。

その箱を開けると小さく光るものが見えた。