「うわぁー、きれー…」

「…未来、覚えてる?」


雪も車から降りて、あたしの隣へ並ぶ。


「星の妖精の話…」

「あぁ、星がたくさん見えた次の日は、星の数だけ幸せなことがあるって話でしょ?雪が作ったわりにはいい話だよねー」

「…作り話じゃないよ…」

「え?」


なんだか今日の雪、いつもと違う…

心配になって雪の方を見た。