「寝ながら笑ってたけどいい夢でも見てたの?」

「んーなんかすっごい長い夢で、昔のいろんなこと思い出してた…」


そう言って眠気覚ましに冷えたコーヒーを一口飲む。


「未来…」

「ん?」

「前見てみ…」


あたしは言われるままに前を見た。

真っ暗な空に無数の星が光っている。

あのとき見た星…

あたしは思わず車を飛び出し、外へ出た。