目を開けると辺りが明るくなっていた。


「あれ…あたし、眠っちゃったの…?」


そう言って背伸びをする。

なんだかいい夢が見れたのでとてもすがすがしく起きることができた。


「未来ー早く起きないと遅刻するよー」


下からおばあちゃんの声が聞こえた。


「遅刻なんて…」


壁にかかった時計を見る。


「まだ8時だよー…8時!?」


あたしは急いで部屋を出て、階段を駆け下りた。