「おあいにく様。恵美は来ないよ。」


亜里沙ちゃんはあたしを見下すように笑う。

「…恵美ちゃんは、知ってるの…?」


手が震え出す。


「恵美なんてどーでもいいし。それより、これからおもしろいことしよっか。」


男の子がぞろぞろとあたしの方へ近づく。


「…ヤダ…やめて…」

「あんたが悪いんだよ。いつまでも学校に来てんじゃねーよ。あんなにいじめたのに…強がって…うざいんだよ!」