3学期が始まり、多岐君と久しぶりに会った。

なんか、気まずい…

二人で帰っていても前みたいに会話が弾まない。


「ごめんな…」


あたしが黙っていると多岐君が申し訳なさそうに言ってきた。


「何?いきなり。」

「…未来、怒ってるでしょ?」


多岐君が言っている意味が分からず、首をかしげた。