「雪先生…」

「ん?」

「あたし、明日笑顔になれるような気がする…」

「そっか。」


そう言って笑いあう。


手の中にある桜の花…

小さな小さな桜の花…

あたしはそれを大切に握り締め、言う。


「ユキ…ありがと…」


そして、


「あしたはきっと笑顔になるから…」


と…