「うそ…」


あたしの考えたことは当たった…

雪に埋まっていたのは紛れもなく、

ユキだった…


「…ユキ?なんで…うそでしょ…」


あたしはユキの頭をなでる。

いつもやわらかいその頭はカチカチになっていた。

手を触っても、体を触っても、

ユキはひとつも動かない…