靴を履き、玄関のドアを開けた。

目に入ってきたもの、それは…

白色に染められた山々や木々…

昨日の夜に降った雪がこんなにも積もるなんて思っていなかった。

その景色に見とれていると、ふとあるものに気づいた。


「なんだろ…あそこだけ膨れ上がってる…」


あたしはその場所に近づいた。

そして手がかじかみながらも雪をどける…